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押す人はどのようになっているのか |
<図15> | |
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これまでは押される人について主に分析してきましたが、今度は視点を変えて、押す人を分析してみるとどのようになっているのかを実際に考えてみましょう。 |
違うところは、<図2>では重心にかかっていた押される力がこの場合では押す人の手に反作用として働いているところです。点Pの床からの高さをLとします。(ちなみに、垂直抗力や摩擦力も違うのですが、考え方を単純にするため、同じ記号を用いています。) |
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<図16> | |
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分かりやすくするためにこのことを具体的な値を入れて計算してみましょう。 |
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この(12)式は押される人の重心の高さと押す人の最大の力の関係を表しています。 |
<図17> | |
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簡単に言ってしまうと、<図17>を見るとお分かりのように、重心が高ければ高いほど押せる最大の力は小さくなっていってしまうのです。もちろん、重心が高ければ、押される人も動かされやすくなってしまうので、一概に重心を高くすることがメリットとはいえないのですが、押す側から考えてみると、重心を低くすることだけが相手が押してくるのを耐えられる方法ではないということが伺えます。 |
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